2008年07月21日

七月歌舞伎座夜の部を見る

夕べは、七月の歌舞伎座夜の部を見て来ました。

演目は、「夜叉ヶ池」と「高野聖」
どっちも泉鏡花原作。
わし、泉鏡花物は実は初めて。
泉鏡花って男性なのね。ふーん。


「夜叉ヶ池」は澤瀉屋だけの芝居。
思わずスーパー歌舞伎かと思っちゃった。
時代設定は明治初期くらいかな。
前近代と近代が交じり合う不思議な空間にクラクラ。
それが不思議と澤瀉屋の芝居とマッチしておりました。
あらすじを見たときは、人間社会の出来事と竜神社会の出来事をどうやってマッチさせるのだろうと思っていたのですが、そこはうまくいってます。
幻想と現実の狭間をさまよう様は、クトゥルフ小説を連想させられました。

「高野聖」は海老蔵と玉三郎の芝居。
脇を澤瀉屋が固めます。
山奥に住まい、不思議な力を持つ「女」という役に玉三郎はピッタリ。
他澤瀉屋連中も見事な配役と言えるほどハマっているので、こうなると海老蔵の一本調子なセリフ回しが露呈しまってどうにも芝居がしまらなかった気がします。
「女」に獣に帰られてしまった動物達が、二人の周りを取り囲むように進むさまは、夜の森を動物達の気配を感じながら恐る恐る進む感じがでていて非常に良かったです。




どちらの作品にも感じたのですが、泉鏡花の世界はなんとも不思議ですね。
徹頭徹尾江戸期の話としてしまえば、伝奇物として成立してしまうところに現代的な洋傘の薬売りや燕尾服の大臣を投入することで微妙に世界観をゆがめてしまう。
急に現代と地続きになってしまいザワザワと落ち着かない感覚に陥らされるのは泉鏡花ならではなのでしょうか。

文学の方も読んでみた。


来週は、やっととれた昼の部なんですが、


それよりも!

歌舞伎座で貰った九月の秀山祭りのチラシ。
夜の部「盛綱陣屋」と「河内山」が吉右衛門で入ってるじゃあーりませんか!

ちょっと!キッチー!体力大丈夫!?

などといらぬ心配をしつつテンションを上げてしまいました。
ええ取りますとも。
九月一等席取らせて頂きます!

五月の新橋以来の一等席じゃー楽しみじゃー
気合入れて花脇とるじょ〜

九月チラシ.jpg



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posted by ちえいず at 16:57| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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