2017年04月07日

井口富夫著「会津と長州と 企業人の見た権力者の横顔」読了

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井口富夫著「会津と長州と 企業人の見た権力者の横顔」読了。
情緒的な文章。挿話が多く時間軸も行ったり来たり。知識がないと少々読みづらい。
ある人物の死に様描写の引用が司馬遼太郎なのは頂けない。文章や証言として残っている死に様なのか。
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2017年03月25日

星亮一著「敗者の明治維新 荒川勝茂の日記」を読んでいます。

荒川勝茂という人物
白虎隊や「八重の桜」で有名になった八重の事はしっていまいたが、この人物は初めて知りました。
会津藩家老・北原采女の臣であり、北原に従って京にも上り、会津戦争にも従事した後、明治42年まで生きました。素晴らしいのはその詳細な日記。篭城戦中も書き続け、男装して戦った八重の事も出てきます(本文中は八重子)。明治になって書かれた「明治日誌」全4巻は会津人の明治時代の記録として大変貴重なものだそうです。


凄惨を極めつくす会津戦争
今は、III「血の海」を読んでいます。
II「戊辰戦争」は痛快でした。薩摩軍の不遜な態度に怒った仙台伊達家が味方に着き、越後も同盟を結ぶ。ここに奥羽越列藩同盟が成り、冬まで持ちこたえれば南国育ちの薩摩軍を撃退できる。「この戦、勝てる!」と、その後の敗北を知る現代人も思い込める要素がそろっていました。それだけに、白河での敗退以後、後手後手に回り追い詰められていく会津藩が不憫でなりません。そして篭城戦。荒川勝茂は決死隊として城外で戦うことも多く、打ち捨てられた老若男女の死体など、多くの悲惨な場面を目撃し、見事な筆致で日記に残しています。興味深いのは会津田島の記録で、薩摩軍の乱取り対抗するように農民方も組織的に落ち武者狩りを行い、殺して金や装備を奪うということがなされたということである。これは、特に薩摩軍が、農民が、乱暴だった残虐だったという事ではなく、戦争とはそういうものだった、という事なのであろう。最近の研究で、戦国時代は勝者の乱取り、略奪、人身売買は当たり前だったそうである。平時には忘れられていたことも、幕末の動乱と戦場という極限状態の中では、そういう気風が復活する、ということであろう。

篭城戦で、まだIII
全9章。章立で、あと6章も残っています。降伏・敗戦・斗南藩での生活。明治に入ってから、会津人として苦難の歴史が始まるといっても過言ではありません。章の題名だけをみても、まったく幸せな瞬間を見出せません。だが、自分は同じ会津人として、先人の苦労をもう一度見つめなおす時期に来ている、そういう時期に自分がいるのだなと思い読み進めようと思います。





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2017年03月16日

読始 「戊辰戦争ー敗者の明治維新」佐々木克

そういえば、会津のことは好きだけど、戊辰戦争の事はあんまりよくわからないなと、選んだのがこの一冊。
よくみたら、初版が1977年!
もはや古典である。
昨日の帰りの電車の中で読み始め。
集中して読むので、読了には少しかかるかな。

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2017年02月03日

「談志が遺した落語論」 読了

談志の落語には全く親しまぬまま、談志は亡くなってしまったのだが。
「談志の遺した落語論」読了。
天才であっだのだろう。
だが、一人の天才が落語の運命を救えるかどうかは、また別の話だ。


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2016年07月07日

松井今朝子「壺中の回廊」読了

昭和初期の歌舞伎界を舞台にした推理小説。
探偵小説というべきか?
歌舞伎座=木挽座でおこる殺人事件。
登場人物は全て仮名ながら、どの人物のモデルが誰と想像するのは楽しい。
事件には労働争議や所謂「アカ」が絡んできてしまって、視点がぼやけたのが残念。
もっと歌舞伎界の中で完結して欲しかった。
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2016年06月21日

二代目中村獅童「歌舞伎座の怪人」読了

中村獅童を知ったのは「私立探偵浜マイク」のテレビだったかな。
その後、歌舞伎役者だということを知ったけど、どういった立ち位置の役者なのかわからなかった。
この本を読んでやっとわかった。

三代目中村時蔵の孫。
初代吉右衛門と十七代目中村勘三郎は三代目時蔵の兄と弟。
萬屋錦之介、中村嘉葎雄、四代目歌六、四代目時蔵は叔父。
五代目歌六、三代目又五郎、五代目時蔵、二代目中村錦之介は従兄弟。

そうそうたる面子である。

この中にあっても、後ろ盾がないからと役がつかない現実。
自分で映画のオーディションを受け這い上がってきたから、今の獅童の地位がある。

今でも大きなお役がつくとは言いがたいが、ある種屈折した役者人生は、将来必ずや古典を演じるときに陰影をもたらしてくれる。

その時を楽しみに、中村獅童を応援しようと思った。


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ラベル:中村獅童 歌舞伎
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2016年06月20日

「ひとり飲み飯 肴かな」久住昌之 読了

「孤独のグルメ」の原作者が、酔った勢いで書きとばしたような文章。
果たしてどこまでが計算で、どこまでが勢いなのか。
こういうのって、99パーセントくらいは計算だと思うんだけど。
いい年のおっさんが、自分に突っ込み入れながら自宅飲みをしているイメージ。
表紙や中漫画のキャラクターがそのイメージに拍車をかける。
自宅飲みの用意をしている自分など、このおっさんそのままな気もするが。
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「酒のほそ道」宗達流 日本酒入門 読了

最初の項目が日本酒のオンザロックって、どこが「入門」やねん(笑)

日本酒って難しくないよー、自由だよーってスタンスで書かれた一冊。
自由な飲み方から入って、作りや米、酵母も抑える手堅い構成。
「酒のほそ道」のコマが散りばめてあるので、読みやすいが、見開きになると視線が分散することもある。
文章読まずに漫画だけ読んで、その項目読んだ気になっちゃったりして(笑)


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2016年05月06日

京極夏彦「旧耳袋」読了

宮部みゆきとの対談が面白かった。
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京極夏彦「旧耳袋」読了

宮部みゆきとの対談が面白かった。
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2016年04月28日

廣島玲子「妖怪の子預かります」創元推理文庫

出版は東京創元社。
ゲームブック華やかなりし頃は散々お世話になりました。
創元社の文庫本を買うのは久しぶりで、そういう意味でもワクワク。
直前に京極夏彦の「西巷説百物語」を読んじまったものだから、それが結果的によくなかったな。

​当たり前だが全くの別物
​妖怪小説といえば京極夏彦なので、同じようなものを期待すると全くの別物。
繰り返すが直前の「西巷説百物語」。あれで先入観が生まれ、違和感を覚えてしまった。

​登場人物の行動原理が弱い
​登場人物の行動が行き当たりばったりで、説得力に欠ける。
あまりに唐突すぎて、これがなにか伏線になっていて後々事件の真相に効いてくるのかと思いきやまったく絡まず。本当にムシャクシャしてやっただけだったり。
起こる事件を場当たり的に処理していくだけなので、全体的な物語としての大きさに欠ける。
一つ一つの事件に少しずつ伏線を混ぜていき、その伏線が収斂していって最後の大きな事件を生む、といった物語としての面白さを期待していると肩透かしを食らう。

​一話完結の日常アニメ
​なにに似てるかと考えたら、一話完結の日常アニメ。
それも5分から15分の帯アニメかな。
そういう世界を期待して読むなら良し。
小説的な楽しさに欠けました。


​僕の考えたかっこいい妖怪募集
​本作はシリーズ化が決定しております。
作者後書きによると2巻は執筆済。
読者から独自の妖怪を募集して、3巻に登場させるという企画もやっています。
この辺りを見ても、対象年齢は小中学生にしてあるのかもね。
おっさんを満足させるような内容ではありませんでした。

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2016年02月25日

坂口安吾

今日から、青空文庫で坂口安吾を読み始めた。
まずはエッセイの「酒屋の聖人から。
posted by ちえ at 08:19| -本 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年10月07日

月に一度のお楽しみ♪ 気になる本を書店で大人買い〜

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本屋が好きです。

いまや本もネットで注文して自宅に届く時代ですが、やはり本屋で中身を見ながら本を探すときの気分は格別。
最低でも、月に一度はそういう機会を持つようにしています。
そういう時の本との出会いは、一目ぼれと一緒。
外見で、「あ、なんかいいな」と思って、中身をしってますます惹かれて、この人をもっと知りたいと思ってお持ち帰り。
本屋での本との出合い=恋愛。
うん。このテーマで一本書けそうな気がしてきたぞ。


冗談はさておき、昨日買った本。
そして気になったけど、昨日は買わなかった本を、備忘録として記しておきます。


「これでいいのだ!瀬尾ごはん 台所まわりの哲学」 瀬尾幸子

これでいいのだ!瀬尾ごはん: 台所まわりの哲学 (ちくま新書)

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単なるレシピ本にとどまらず、料理を哲学まで高めてくれます。
といっても難しい内容ではなく、むしろ料理としては簡単。
焼く、煮るを基本として徐々に手順を増やし、レパートリーを広げてくれます。
第四章「買い物は狩りである」は必読。
買い物から料理まで。きっとメンドクサイと思っていた人も楽しくなると思います。


「日本酒の科学」 和田美代子・著 高橋俊成・監修

日本酒の科学 水・米・麹の伝統の技 (ブルーバックス)

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著者のどちらも存じ上げないのですが、割合作りのことを詳しく書いているようなので買いました。
雑誌なんかの特集ですと、お酒の作りかたといっても初心者向けに簡単な説明しかないですからね。
ちょっと、突っ込んだ表現を読みたかった。


料理心得帳 辻嘉一

料理心得帳 (中公文庫BIBLIO)

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こういう本って、独善的で「しゃらくさい」と思うことが多いのですが、これは優しい言葉でふんわりと日本食について語っているように感じたのでお買い上げ。
懐石も家庭料理も、根っこは一緒なんだよね。きっと。

読み終わったら、読書感想文書きます。






ラベル:料理 日本酒
posted by ちえ at 06:49| -本 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする